経常利益、営業利益、当期純利益の違い

経常利益、営業利益、当期純利益
言葉はよく耳にしますがよくわからないですよね。

営業利益とは
売上-経費(人件費や材料費、広告宣伝費など)=営業利益

経常利益とは
営業利益+営業外収益(例えば受取利息)―営業外損益(借入利息など)=経常利益

当期純利益とは
経常利益+本業とは別の収入(土地の売買等)-税金=当期純利益

株などでよく見なければならないのは経常利益
例えば当期純利益が黒字でも、経常利益がマイナスになっている場合。
本業が危ういという判断ができますよね。

株価の数値もこの経常利益に比例する傾向があるとのこと。
※一概には言えませんが一般的にとのことでした。

一方当期純利益は配当に関連してきます。
当期純利益が良ければ配当が上がり、配当が上がれば
株を購入する人が増え、株価が上がるといった流れが生まれます。

よく耳にはするもののなかなか理解できていない人も多い
経常利益、営業利益、当期純利益をまとめてみました。

ゼロサム

ゼロサムという単語がわからなかったのでメモ。

要はプラスマイナス0という意味。
例えばコップに水と氷を入れ、氷が徐々に解けた場合。
氷は減るが水が増える。
逆に凍らせた場合、水が減るが氷が増えるというようなこと。
(この辺厳密には違うかもしれませんのであくまでたとえ話です)

投資用語ではないかもしれませんが、投資の話で出てきたので調べてみました。

FXなどの為替の相関関係や株と国債の相関関係などにも少し当てはまると思います。
以前書いた分散投資などの考え方の基本かもしれません。

金融商品の相関関係

投資で言う相関関係とは同じ要因やタイミングで値動きがしやすいかどうかを数値で表したものです。
例えば、「国内株式」と「海外株式」は影響を受けやすいのはリーマンショックなどでもわかりますね。
下記はそれらを簡単に表にまとめたものです。

金融商品名 国内債券 国内株式 海外債券 海外株式
国内債券 1.00
国内株式 -0.31 1.00
海外債券 0.06 0.33 1.00
海外株式 -0.16 0.69 0.53 1.00

これを見ると国内株式と国内債券が一番相関関係が低い(反比例しやすい)ことがわかります。
つまり国内株式が高くなれば国内債券が安くなり逆もしかりということです。

円とドルなども同じような関係ですね。
数年前1ドルは80円台まで安くなりました。(円高ドル安)
現在は1ドル123円です。(円安ドル高)
ということはこの数年間円で10万円貯金していた場合と
ドルで貯金していた場合とではかなりの金額差になるわけです。

計算してみましょう
◆円で貯金していた場合
現在も10万円ですね

◆数年前ドルで貯金していた場合
10万円でドルを購入(80円換算なので100,000÷80)→1250ドル
1250ドルを円に戻す(123円換算なので1250×123)→153,750円

差額53,750円

貯金の利息ではとてもこの金額はもらえません。
少なくとも円貯金だけしていることが賢いというのが危険な考えだということが感じられるのではないでしょうか。

少し話がずれてしまいましたが、「相関関係の低い」組み合わせで投資をするというのは
守りの資産運用になります。

現在は物価上昇率もあり、世界を見ても国内を見ても経済不安もあるので
何かあってからでは遅い気がします。

私も貯金神話を刷り込まれて育ってしまったのでスタートが遅れましたが
「相関関係」をもっともっと勉強してきちんと資産運用できる知識を身に着けたいものです。

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは例えば株を買う際、予算が10万円あったら1度に10万円買うのではなく、毎月2万ずつ5回に分けて買うという方法。高値買いを避けられるというメリットがある反面、手数料がかかるというデメリットもある。向いている金融商品は投資信託。外国為替も向いている。逆に株式投資にも「るいとう」のような定額投資法もあるが向き不向きで言うと不向き。

単元

株取引をするとき銘柄ごとに取引できる最低株数が決まっている。
【例】
A社 100株から購入可能
B社 1000株から購入可能

この取り引き可能な最低株数を1単元と数え、
株価x単元株数=購入代金となる。

単元未満株

株取引は通常100株以上まとめて買わなければならない。(会社によって取り引きできる最低株数が決まっている)
しかし、単元未満株という仕組みを利用すると1株から取り引きができる。
銘柄によっては数百円から投資が可能になる。